気づくとダラダラと時間を過ごす中学生への対応方法、
親として毅然とした対応をお勧めします。
成人するまであと数年、親として責任をもって育て終えるまで、正直もうあまり時間がありません。
親として見逃せないことは、はっきりと伝えて、一人前の社会人として巣立っていってもらわなくてはなりません。
放っておかない
ダラダラしている姿を見つけたら、しばらく数日様子をみてもいいと思いますが、
ダラダラが続くようなら、はっきりと指摘し、自分のするべきことを先にするよう、促します。
世間的には、
- 「中学生になるとやることが増えて疲れているのでしょう。」
- 「疲れているなら家ではリラックスさせてあげましょう・・・」
- 「小言を言わずそっと見守りましょう・・・」
などと、キレイ事をいうのかもしれません。
ですが、
ダラダラが続くようなら、「決して放っておいてはいけません」
「もう中学生なんだから自分で考えるだろう。失敗して自分で頭をうてばいい」
などと考え、放っておいてはいけません。
失敗してからではますます手遅れになります。
手遅れになる前に、嫌がられても、親として気づいたことははっきりと伝えましょう。
一回伝えても、残念ですが、すぐに改まりません。何回も何回も言い続ける覚悟がいると思っています。
「自律の力」が不足していることを伝える
「ダラダラしたい」「もっとねたい」「遊びたい」「食べたい」「やるべきことを見て見ぬふりをしたい」たいたいたい・・・。
これらの感覚は、自分の欲望です。
でも、大人になるには、こういった欲望があっても自分で自分の心を自制できなくてはなりません。
それが自律した人間に成長するということだと思います。
食べたい、寝たい、遊びたい・・・これらは幼い子どもでしたら、多少しかたがないことです。
しかし、小学生時代にだんだんと我慢することを覚え、
- 「遊びたいけど、先に宿題を終わらせよう」
- 「おやつをもっと食べたいけど、ごはん前だから我慢よう」
- 「夕方眠たいけど、今寝たら夜に寝られなくなるから我慢しよう」
と自律の力をつけてきたはずです。
が、
「しかし、中学生のあなたの姿が今そうなっていない」
「中学生ににもなって、ダラダラしていていいわけがない。今のあなたは、欲望に負け、自制心がなくなっている。」
とはっきりと指摘します。
するべきことをリストアップさせる
そして、自分のするべき課題が終わっているのか、順調に進んでいるのか確認します。
中学生ですから、親がタブレット内容や宿題のプリント類まで確認する必要はありません。
しかし、本人の頭の中を整理させためにも、一度するべき課題を洗い出させることは必要です。
本人は嫌がると思います。でも、できていないことを見逃すことは親としてできません。
- やるべき課題をリストアップする
- その課題の提出期限までに、一日何ページすれば間に合うか計算する
- その予定を手帳に書き込む
(※手帳はセリアで販売されているもので十分です。)
なぜか自分は書き出さなくても頭に入っているので、できると思っているようです。
ですが、そんなに非凡であるわけありません。
自分が凡人であることが分かっていない、要するに幼いということです。
「できていない自分を自覚するように」と言うと、「ムッ・・・!」とした顔をしてくるかもしれません。
だけど、親に言われたことを乗り越えられないで、社会に出でからの困難を乗り越えられることができるでしょうか。
「現実を見る」それだけのことです。
するべき課題が終わってから「ゆっくり」過ごしたらいいと思います。
「ダラダラ」と「ゆっくり」は違いますので・・・。
たくましく育っていってほしいです。
また、書きます。